Sunday, December 1, 2013

遼、散々…「最近上手くいっていない」自己ワースト12オーバー




2011年06月02日20時05分




リーダーズボード
順位 選手名 スコア1 小林 正則 -2
小泉 洋人 -2
3 山下 和宏 -1
4 小平智 0
J・チョイ 0
井上 信 0
丸山 大輔 0
近藤 共弘 0
川岸 良兼 0
S・K・ホ 0


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自己ワーストスコアとなる12オーバーで大きく出遅れてしまった遼(撮影:上山敬太)








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日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills 初日>◇2日◇宍戸ヒルズカントリークラブ(7,317ヤード・パー71)

 ため息も出なかった。国内男子メジャー第2戦「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」の初日。石川遼は自己ワーストスコアとなる12オーバーとまさかの大崩れで119位タイでラウンドを終えた。

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 悪夢の始まりは14番。上位もスコアを伸ばせない大混戦の中で3オーバーと踏ん張ってきたが、ここで「置きにいってしまった」というティショットをOB。「良くない流れの時に真っ直ぐ打てないのは、練習不足もあると思うし、最近上手くいっていないのもある」続く3打目も左に曲げてラフ。木の根元でスイングがしにくい状況という不運もあったものの、ミスにミスを重ねこのホールダブルパーを叩いてしまう。

 ここからすべてがおかしくなった。

 15番パー5では、しっかり振ることを意識するあまり力んで左に曲げるトラブル。隣の17番を渡り歩いて何とかパーを拾えるところにこぎつけたが、結局ボギーとすると、17番ではラフからのセカンドを池ポチャ。「一打一打切り替えて最善を尽くそうと思っていた」と悪い流れの中で気持ちを奮い立たせたが、グリーン上でも3パットでトリプルボギーを叩くと完全に気持ちが切れたようにうつむいた。

 結局、最終ホールもボギーとし12オーバー“83”でホールアウト。1ラウンド12オーバーは2010年の米国ツアー「トランジションズ選手権」第1ラウンドと並ぶ、プロ転向後自己ワーストタイの数字。後半9ホールの“45”はアマチュア時代を含めても自己ワーストとなる散々なゴルフだった。

 ホールアウト後は練習場に直行し、0番アイアンとドライバーを交互に握り替え黙々と打ち込み。このコースのマネジメントとして、12番はティショットは刻み、13番はパー3でドライバーを打たないホールが続くため「14番はドライバーを打つのが11番ぶりになるので注意しなければいけなかった」。その反省をふまえアイアン、ドライバーを一定のリズムで打てるように体に覚えこませた。

 ショットの乱れに加え、先週の予選落ちの原因とも言えるパッティングの不調も悪い流れに拍車をかけた。「パッティングが良くないのは明らかではありますね。でも、先週に比べれば良くなっていると思うので大きく気にはしていません」と復調気配をつかんではいるが、宍戸の難グリーンにはまったく歯が立たなかったというのが正直なところだ。「明日はどうなるかわからない。予選さえ通ればいくらでも上位にいける」とインタビューでは気丈に振舞っていた石川だが、誰の目にも出遅れは明らか。

 「メジャーの初日でこういうスタートはしたくなかった。悔しいですね」最後の最後に唇を噛んだ。


【初日の順位】
1位T:小林正則(-2)
1位T:小泉洋人(-2)
3位T:山下和宏(-1)
4位T:小平智(E)
4位T:J・チョイ(E)
4位T:井上信(E)
4位T:丸山大輔(E)
4位T:近藤共弘(E)
4位T:川岸良兼(E)
4位T:S・K・ホ(E)
11位T:すし石垣(+1)他5名

28位T:池田勇太(+3)
28位T:藤田寛之(+3)他7名
119位T:石川遼(+12)他3名

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